ブログ
富士山
社長です。
今年度は殆ど東京出張が叶わず会社に
引きこもる日々が続いています。
理由は、単純に要領が悪いが故に、目先の
仕事しかできないということにあります。
ところで、東京に出張する場合は、殆ど
新幹線を利用します。飛行機を使ってマイル
をためるという手もありますが、便利さから
ついつい新幹線になります。
新幹線から富士山見えますよね!!
きれいですよね!!
長い稜線とかわいい頭。きれいに見えるときは
いいことがありそうな予感がします。
昔、私はボーイスカウトに入っていました。
その時一度だけ、富士山頂上に登りました。
確か。。。小学校3年生の頃。
付き添いで、何名かの親がついて来てくれる
のですが、私の親父もついて来てくれました。
ただし、あくまで私の親としてではなく、私の所属
した班の補佐としてですが。
5合目から、確か夜の9時出発だったけな。
最初は、皆でワイワイ、ガヤガヤして、後ろ向き
歩きとか、3歩進んで2歩下がるとか、無駄に
体力を消耗しながらのスタートでした。
真っ暗な中、景色も変わらず、独特な匂いが漂う
なか、ただ歩くだけなので、だんだん皆無口に
なってしまい、黙々と歩く小さな集団となっていました。
8合目まで来たとき、小さな山小屋があって、軽い食事を
とりました。その際、班の補佐役の親父が、班の隊員一人
一人の健康状態をチェックして、頂上まで登れるかどうかの
ヒアリングをしました。私より一つしたの小学校2年の隊員が
顔色が悪く、震えていたので親父は、その子に8合目で待機
するように指示をしました。
その子は、泣きながら「大丈夫です。大丈夫です。」といって
親父に訴えていましたが、隊長との相談後、8合目で待機と
なってしまいました。
待機組数名を残し、私達は無事富士山頂上へ辿り着きました。
もう、日の出間近で明るくなって、下の方には雲が流れて
いました。
親父は、よく「あの時、岩崎君を背負ってでも頂上へ連れて行って
やりたかったな。。悪いことをしたな。」と漏らしていました。
まぁ、子供と言っても小学校2年生、とても背負って8合目から
頂上までは無理でしょうが。。。
今になって、その時の親父の気持ちが分かります。
自分の子供と同じ年頃の少年が、富士山頂上を目指して果敢に
挑戦しようとする姿は、自分の子供でなくても胸が熱くなります。
いつも新幹線から、昔のことを思い出しながら、
いつか、息子と男2人で富士山頂上を目指したいなと思います。
秋祭り
社長です。
この3連休、自宅の近所では秋祭りとして
だんじりが練りまわっています。
私の自宅は住宅街で昔はだんじりなんて
無かったのですが、何故か最近、だんじり祭り
なるものが登場したみたいです。
収穫する田畑も無く、40年そこそこの歴史の
住宅街でなんで?と思いました。
よくよく考えてみると、10年ほど前にこの町に
小さな神社が出来たことを思い出しました。
そこの神様に奉納するための「だんじり」」なんだ
と理解しました。
この神社では、昨年まで神社祭りという夏祭りが
開かれていました。しかし、今年から、近所の家から
騒音などによる苦情で中止となりました。
確かに、家の隣で祭りが開かれ、祭り中の騒音は
まぁ良いとしても、祭りが終わった後に少年少女が
バイクを乗り回したり、タムロして騒いだりしていると
嫌になります。
夏祭りにせよ、だんじりにせよ、参加したい人と参加
したくない人、興味が無い人、色々な人が自由に意見
できる時代。かなり強い理由がなければ、例えば、
この行事は、何百年も前から行われている行事で、
日本の文化として大切なものである。とか。。
この行事は、地域の100%全員が肯定しているもので
その行事なくしては、人生に空しさを感じてしまうとか。
でなければ、望む望まないにかかわらず、地域の行事
というものは、衰退してしまうんだろうなと思います。
そうして、残ったものこそが、文化や伝統となるんでしょうね。
知と手
社長です。
今週ほぼ1週間Toa-Knitの1台の編み機が
オーバーホール調整に入りました。
部品点数はざっと、18000パーツ程度・・・
分解、洗浄、組み付け、調整。
普段だとToa-Knitスタッフだけで約1週間かかります。
ただ、今回は頼もしいメーカーの技術者も来てくれて
3,5日で完了しました。
精密かつ複雑な設備なので組み付けや、調整では
気を使うことが多いのですが、今までToa-Knitでやっていた
やりかたと同じ手法の作業と、それとは全く違う手法の
作業のコラボでした。
知らないことは聞いて知る。
しかし、いくらマニュアル化しても、分かったつもりでも
何度も何度も自分なりの失敗をしないと技術は身に
付かないもの。
聞いて分かったつもり。一度やって出来たつもり。
これが一番怖いです。知っていることと、作業すること
は全く別物なので、「知りたがり」より「やりたがり」の
方が「伸びしろ」が大きく、早めにしなければいけない
失敗ができると思います。
機械をさわるということは、一つの手法だけでは対応
できません。いろいろな人のやり方、いろいろな状況
それに応じて対応する技術の引き出しは、たくさん持って
いて初めて、様々な状況で対応できるわけです。
師匠の言葉を思い出します。
必死のパッチで、コンチキショーってやらんとできん。
できんけど、元々は人が作ったものやから、絶対
できんわけあらへんで。
できるまで、寝るな。
うーん。まだまだ修行が足りません。。。。
脳年齢とか
社長です。
まだまだ、気温も仕事も暑い日が続いています。
この国も周りの国も熱くなっているようです。
個人的なコメントは差し控えてますが、伝えられる
情報とそのソースには疑問を抱かざるを得ない
感じもあったりします。
そんなこんなは、さておき。
脳年齢を計るゲームってありますよね。
実は、ちょっとした自慢になるのかもしれませんが
私は現在年齢44歳ですが、このゲームだと
21歳なんです。
たまたま21歳という結果が出たわけではなく
コンスタントに、実にコンスタントに・・・21歳です♪
まぁ、あまりほめられることもない私ですが、ちょっと
うれしい気になっています。
筋力や視力が目に見えて落ち込んできたり
関節痛が出てきたりと、身体能力的には何だか
ボロボロになっているわけですが、頭がこれだけ
スッキリしていると言われると非常にうれしいです。
人は、たった一つでもいいから、自分に対して客観的に
ほめてもらえることがあると嬉しいもんです。
自分もそうなんだから、ほかの人もそうなんだなと思います。
これから、そうしようっと。思います。。。。
トラブルダブル
社長です。
先日、Toa-Knitの両面選針機に大きなトラブル
が発生しました。
もう今は順調ですが。
編みやさんなら誰もが嫌がるバット折れという
トラブルです。
編み機は、回転しながら編むのですが、内部で
部品の損傷が発生すると例え、針一本でも
編み機がアラームで停止するまで回り続ける
わけですから、針一本の損傷片が他の針に
ぶつかり、次々と針が折れてしまう現象です。
原因は、ホコリや編み機内部に巻き込まれた
糸であることが多いのですが、折れた部品を
探して、回収して完璧に取り除かないと、いざ
稼動となった時、すぐにまた残っていた部品が
原因で針が損傷していきます。
このトラブルが立て続けに2台の両面選針機で
発生してしまいました。幸い1台は頼れる助っ人
にお願いして処置してもらいましたが、もう一台
は、見本を作ろうと目論んでいた休日に発生。
結局、見本は製作できず、土日を修復作業に
費やしました。
まぁ、これでまた、編み機と分かり合えた部分も
あるように思います。
複雑な設備があるということは、こうしたトラブル
が発生することも宿命なのでしょう。
もうひとつ。
分かっていて、できると思っていても決して
なめてかかってはいけません。
私も、最後の最後で部品の取り付け角度が
悪く、一つ部品を壊してしまいました。
些細なことかもしれませんが、この最後の
一つを壊したことが、大きな反省材料になって
しまいました。

