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2012 / 10 / 10
00:00

富士山

社長です。

 

今年度は殆ど東京出張が叶わず会社に

引きこもる日々が続いています。

理由は、単純に要領が悪いが故に、目先の

仕事しかできないということにあります。

 

ところで、東京に出張する場合は、殆ど

新幹線を利用します。飛行機を使ってマイル

をためるという手もありますが、便利さから

ついつい新幹線になります。

 

新幹線から富士山見えますよね!!

きれいですよね!!

長い稜線とかわいい頭。きれいに見えるときは

いいことがありそうな予感がします。

 

昔、私はボーイスカウトに入っていました。

その時一度だけ、富士山頂上に登りました。

確か。。。小学校3年生の頃。

 

付き添いで、何名かの親がついて来てくれる

のですが、私の親父もついて来てくれました。

ただし、あくまで私の親としてではなく、私の所属

した班の補佐としてですが。

 

5合目から、確か夜の9時出発だったけな。

最初は、皆でワイワイ、ガヤガヤして、後ろ向き

歩きとか、3歩進んで2歩下がるとか、無駄に

体力を消耗しながらのスタートでした。

 

真っ暗な中、景色も変わらず、独特な匂いが漂う

なか、ただ歩くだけなので、だんだん皆無口に

なってしまい、黙々と歩く小さな集団となっていました。

 

8合目まで来たとき、小さな山小屋があって、軽い食事を

とりました。その際、班の補佐役の親父が、班の隊員一人

一人の健康状態をチェックして、頂上まで登れるかどうかの

ヒアリングをしました。私より一つしたの小学校2年の隊員が

顔色が悪く、震えていたので親父は、その子に8合目で待機

するように指示をしました。

その子は、泣きながら「大丈夫です。大丈夫です。」といって

親父に訴えていましたが、隊長との相談後、8合目で待機と

なってしまいました。

 

待機組数名を残し、私達は無事富士山頂上へ辿り着きました。

もう、日の出間近で明るくなって、下の方には雲が流れて

いました。

 

親父は、よく「あの時、岩崎君を背負ってでも頂上へ連れて行って

やりたかったな。。悪いことをしたな。」と漏らしていました。

 

まぁ、子供と言っても小学校2年生、とても背負って8合目から

頂上までは無理でしょうが。。。

 

今になって、その時の親父の気持ちが分かります。

 

自分の子供と同じ年頃の少年が、富士山頂上を目指して果敢に

挑戦しようとする姿は、自分の子供でなくても胸が熱くなります。

 

いつも新幹線から、昔のことを思い出しながら、

いつか、息子と男2人で富士山頂上を目指したいなと思います。

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