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日進月歩
社長です。
先日多難な開発の話を書きました。
今も奮闘中ですが、とりあえず編み機は
お客様からの依頼を受けた製品の製作に
移行して、しばらくは頭の中でのシミュレーションと
なりそうです。
振り返れば、寝ても覚めても編み地のこと
ばかり考えているような感じです。
時々「はっ!!」として、寝ていてもすぐに
会社に行って編んでみたくなるような衝動に
駆られます。
ある意味生地オタクです。
オタクでないと幅と奥行きがでないような気が
します。でも、それを熱く語ると、多分人は
引いてしまうと思います。
だから、オタク的なところはさておき、出来上がり
の商品を誉めて貰うしか結果が出せないという
厳しい状況を日々送っている次第でございます。
先日久しぶりに誉められました。
そうして、次の進化にチャレンジする気力が
生まれるのだと思います。
だから、誉めてくださいね。(笑)
糸と針
社長です。
随分と更新をさぼりました。
その分仕事はさぼりませんでした。。。
Toa-Knitは相変わらず、秋冬の本生産と
'12S/Sの見本に追われている中、徐々に
ですが、'12A/WのToa-Knitコレクションへと
突入中です。ようやくです。。。
Toa-Knitにある編み機は半数がジャガード機
コンピューターで柄というか編み組織を組む編み機
です。柄と言ってしまえば、お花やチェックという
まさに「柄」というイメージが先行します。
しかし、そうした柄+編み組織を工夫すれば、
かわいらしい生地が生まれてきます。
もちろん簡単ではありません。
今も可能性はあるけれども、まだまだどうしようも
ない編み地にチャレンジ中です。
何故どうしようもないのかと言うと、編みキズです。
頭の中だけで考えるとできそうなので、試作を
繰り返していますが、キズが解消しないことには
世間に出せません。
また、例えキズが解消しても、出来栄えが
つまらなければ、これまたどうしようもないし、
単価が高すぎたり、生産効率が著しく悪かったり
する場合もあります。
今開発中の生地は、たぶん、とってもかわいい
表情で、単価はそこそこ、生産効率も良くは
無いけど、我慢できる程度かなと思っています。
ただ、あとちょっとだけのことなのに、キズが
止まりません。生地1mに20個ぐらいキズが
出てしまっているんです。。。。
笑っちゃいますが、これをクリアできる方法を
地道に考え中です。
針と糸で編む編み地。
パズルのようにピッタリと合うポイントを見つける
のが大変です。
完成すれば、また報告します。