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雲外蒼天
社長です。
靄がかった世界で必死で努力していると
そこには青空が広がっている。
という意味。
今の日本の繊維製造業はこうした中でしょうか。
つまり、必死の努力しかないと。
確かに努力したことは、必ず成果なり蓄積となり。
決して自分を裏切ることはなかったと、つくづく
思います。
逆に、努力しなければ結果は推して知るべし。
これでOKとせず、次はこれ、その次にあれと
前に進み続ける努力しかないなぁと信じています。
話は変わりますが、先日ニューヨークの顧客から
「次のS/Sコレクションをそろそろ送って」と連絡が
入りました。
この顧客は、なんだかんだで毎シーズンオーダー
を入れてくれます。もうかれこれ次で6シーズン目。
ビックオーダーでもないけども、必ず1,2マーク
使ってくれます。そして、ニューヨークコレクションの
ランナウェイの写真をメールで送ってくれます。
今回連絡を受けた時正直ドキッとしました。
すぐに手元にあるS/Sの資料を送ろうと思いましたが
思いとどまり、返事を送りました。
「残念ながら、今手元にある資料では、まだ十分でない。
3週間待ってもらえれば、Toa-Knitのコレクションとして
見せれるものが送れます。待っていてください。」
霞の中だからこそ、たくさんの過去の資料を送るより、新鮮な
ものを少量でも送るようにしたいと思いました。
彼女からは、「Great 待っている」と返事をもらいましたが
結果、どうなるのか?
続報を待て
春 いろいろ
社長です。
そろそろ、春夏のオリジナル生地の企画を
始めています。
今回も、いつも通り
ズバリ これでしょう!!的なものはありません。
地味に作った中で評価されるものが数カ月のうちに
磨かれて、素敵になります。
恐らく、東亜ニットのコレクションと言っても
非常に荒削りなのでしょう。
だから、あれこれ突っ込みどころ満載で、
いろいろなリクエストが出てきて、
気がつけば、素敵になってるのでしょう。
自分も同じ。
人に育てられいることを、常々実感します。
強力な仲間と信頼できるチームとに支えられて
いることを、実感します。
いつか、恩返しができるはずです。
ありがとう。
手間をかければ、かまける
社長です。
1月が終わり2月に入り、
節分もバレンタインデーも終わり、すでに
2月の半ば。。。
忙しさにかまけるとはこのこと。
そう表現すれば、体の好い言い訳。
実際には余裕が無い状態だったのでしょう。
依頼を受けた見本や自社オリジナルの見本。
その中での本生産との編み機の取り合い。
原材料の確保や、機械の保全。
必然的に遅れだす本生産。
矢の催促の見本。
縫製工場から泣きの催促の本生産。
自分が作りたいものがついつい後回しに。
でも、いつの間にか感情的になることは
少なくなりました。
イライラしても仕方がないし、みんなも同じ
ように感じているはず。
正確に舵を取らねばです。
糸を立て替える。アラームで止まった機械を
稼働させる。複雑な編みプログラムを組む。
言葉では表現できない風合い。手間のかかる作業。
総じて、日本で作る意義です。
これらの作業を、「最悪」や「めんどくさい」と口に出した
時点で残された道は、安値合戦だと。。。
効率だけでなく、必要な手間をかけていきたいと
思います。
一番怖いのは、手間をかける機会もなく、機械が
止まっていることです。