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十年一昔
社長です。
社長になって18年目。
10年かそれよりやや短いスパンで大きな変化が起こっている。
次の大きな変化もあるんだろうな。。。って考える。
コロナ前。身を削る忙しさの合間で、新しい編地や編み機、企画など
大切な目の前の事ばかり考えていた。
コロナ禍となり、ジワリと仕事が少なくなり、無理をすることも減ったので
次の将来のことを具体的に考え出し、動きだした。
生地の企画は、若手にどんどん移行して、私は丸編みを基盤とした
将来の柱になるようなモノづくりの道筋を作る。
と。ここまではスタートしている事。
でも、そのゴールはどうなればゴールか?って考えた。
すると、いいイメージが出てきた!!
10年後。。。
私自身が現場の職人に戻っている。しかも、かなり口うるさいジジイ職人に。
そうなると、多分編現場はもっと凄くなる。
企画や受注も若手のアイデアと汗で活気づくだろう。
難しい企画も編みも、頼りになる編みと補修の現場がこなしてしまうんだろう。
そして、素敵な生地が生まれていくのだろう。
すると、また興味を持った若手が仲間になるんだろう。
って、この自信。どこから来るのやら。。。頑張ります。
写真は、先週まで咲き香っていた玄関前の金木犀。
サスティナブル
社長です。
先週の合同展。多くのお客様や関係者の方にお越し頂き、
無事終了しました。心より御礼申し上げます。
また、感染対策等にも十分ご協力を頂きありがとうございました。
東京や大阪での感染者の数字も嘘のように少なくなり、
現時点では一安心ですね。
さて、今回の展示会。22A/Wコレクションをご提案すると同時に
Toa-Knitとして、新たな企画のメンバーを紹介する場ともなりました。
コロナ禍で数年前より生産量は落ち込み、今まで忙しさにかまけて
「いつかやらないとな」って思っていたことを、実行できる時間ができました。
その、「いつかやらないとな」ってことの一つが、生地企画者の育成でした。
Toa-Knitの場合、自社の編地での企画が殆ど。しかも、全て両面選針機。
編み機の特徴、技術がどうしても必要になります。
そこで、入社9年目、編現場を理解し、柄組もできるようになった三原君が
今年からメンバーに加わり、今回初めて彼の製作した生地も展示しました。
今までとは違う、新鮮な見え方の生地。お客様方の受けも良く、安心しました。
そして、所々、編職人としてのアイデアやこだわりを入れているところが
何とも、可愛らしい仕上がりとなっています。
もちろん、まだまだの部分もありますが、1回目としては上出来です!!
Toa-Knitを5年後、10年後、編技術が、補修技術が、柄づくりが、
メーカーとして作る商品自体が、会社としての考え方が。。。
その時代に合った形に持って行きたいと改めて思いました。
写真は、朝方太陽とバトンタッチをする月。
22A/W
社長です。
来週10/20より表参道新潟館ネスパスにて
恒例の合同展を開催いたします。
コロナの新規感染も減少傾向に向かいつつあるので、
心機一転、是非遊びに来てください。
と言っても、前回同様、マスクの着用、消毒、検温、換気、
飛沫防止のアクリル板等の対策を施した上での開催となります。
気は抜かないけど、リラックスした開催になればいいかなと思います。
厳しい環境の中ではありますが、その中でも腐らずに、
前を向いて作り上げたコレクションです。
今後の新しい光になればという思いが詰まっています。
まだまだ、もっと、これからも、ずっと!
天満天神繁昌亭
社長です。
昨日、お休みを頂いて母と落語の寄席を見てきました。
人生初めての落語ライブ。
どちらかというと、漫才の方が好きだけど、
最近の漫才だと、早口で母も楽しめないのでは?と思い、
落語にしてみました。
この繁昌亭という劇場。
建てられてまだ15年。綺麗な建物でした。
座席は約200席ありますが、コロナ対応で一つ置きにしているため
約半分になっていました。
席について暫くすると、聞いたことのあるお囃子が鳴り幕が開きました。
「あー 落語っぽい」って当たり前か。。。
噺家さん5人の落語と傘の上でモノを回す太神楽、お囃子紹介など。
3時間程でしたが、実際に存在する空間が、そのまま現実なので
迫力もあり、楽しくも面白くもありました。
確かに、劇場で見ると人対人という感じが強く伝わる。
なので、楽しい話のはずなのに、こんな状況の中で、
一生懸命笑わせようとしている噺家さんや神楽の人たちを見ていたら、
急に涙が出そうになった。。。
いやいや、ここは笑わねば! 「あっはっはっは」 って。
母もちゃんと聞き取れていたみたいでひと安心。
帰りに繁昌亭隣の大阪天満宮へ、母と一緒にお参りに行きました。
「早くコロナが終息して日本に日常が戻りますように」
心からそう思った。
笑うって大事ね。
「あっはっはっは」 ってね。
写真は、先日の満月。
いつも思うけど、写真だと上手く伝えられ無い。
ひとあめ ひとあめ
社長です。
朝の蝉しぐれがいつの間にかなくなり、
代わりに、夜の虫の音が聞こえだした。
もう9月。
一雨ごとに気温が下がっていく。
もう秋の始まりなんですね。
2022秋冬の展示会が10月20日から始まる。
加工やハンガーづくりなど考えると、9月末までに40マークぐらいは
作っておかないといけない。
という事で、頑張っています。
2022春夏の企画の時は、作りながら、お金、雇用、現状と先行き・・・
闇っぽい中だった。悪くはないけど、気づくと白と黒の生地ばっかり。
だからといって、無理して色を差していくと、逆にうるさくなって、楽しくない。
昨年亡くなられた、山本寛斎さんなんかのお洋服って、カラフルで元気で楽しい。
才能も勿論なんだろうけど、ご本人の経験と努力なんだろうな。
楽しく、満足できる生地を作ろうと思うと、結局、地道に進んでいくしかないんだよな。
その途中途中で、真っ暗な闇の瞬間もあるだろうし、キラキラした瞬間もあるだろうし。
前に進むだけ。
写真は、16色使い。綿100%強撚ボーダー。