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2020 / 07 / 17
00:00

価格と価値

 社長です。

 

先日裁ちばさみを購入しました。

ざざっと調べると数百円から数万円。

 

選ぶ基準は、

「長く使える」「素材は鉄」「見た目」

最近はステンレスのハサミも多いのですが

長く使えるハサミ、イコール、砥ぎに出せる。

鉄製だと砥ぐことができる。という訳でした。

 

口コミを調べると、どこを見ても「庄三郎」なる

純和風的なブランドが圧倒的に人気でした。

 

価格はもちろん高め。8000-20000円程度。

他のブランドは多くが1000円から3000円程度。

 

そこで、鉄製のシンプルなデザインを3本購入。

一つは1500円の海外製だけど能書きがスゴイ。

一つは3000円程度の日本製。

そして「庄三郎」

 

後日、届けられた3本を比較しました。

当たり前ですが、ハサミとしての機能は問題なし。

 

ただ、10分程度使っていると

1500円は、なんかアタリがある。スムーズではない。。

そして、ハサミの一番先端約2mm程度が切れない。

刃は下りるんだけど、挟むだけで切れない。。。

うーん。。。四角の中に描かれた円のよう。

 

3000円の日本製。

実はこれが一番気になっていました。

本体の胴の部分に「銘」も打ってあるし。。。

使ってみる。。。

うんうん、ハサミの刃の全体が刃物。

サクッ。サクッ。いい感じ。  なんだけど、

重い・・・・15分使っていると古傷の腱鞘炎が疼く。

やや重量級。日本製だけど外車っぽい。

 

さて、次に「庄三郎」。

分かってます。そして、その通りでした。

軽く、切った生地の断面も毛羽が少ない。

 

用途によってですが、線に沿って切ったり

長時間使用する場合だと、「庄三郎」でした。

 

Toa-Knitは編み工場の会社なのでハサミは沢山ある。

ちなみに現場にあるハサミ。10本以上はあるだろうけど

それぞれ20-30年以上は使っている。

どんなブランドなんだろうか??

めったに砥ぐこともないし、普通にサクサク切れているし。

 

ということで、改めて現場のハサミチェック。

 

・・・・・・!

9割「庄三郎」でした。

改めて、先輩方に完敗した感じでした。

さすがです。

先輩方がいいものをセレクトしてくれていたお陰で

長い間、裁ちバサミを購入することも無く過ごしていました。

 

いいものは、やっぱりいいものなんだ。

そして、そのいいものは、長く使える。

 

能書きだけのサスティナブルではない。

2020 / 07 / 12
00:00

禍福はあざなえる縄の如し

豪雨で犠牲になられた方々、被災された地域の方々に

心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復興を心より願っております。

 

社長です。

 

厄災が続く。

その都度、耐えて頑張るしかない。

 

「禍福はあざなえる縄の如し」という言葉。

禍福の「福」の状態でないと発想できない言葉。

「禍」の中の人にとっては、励ましにもならない言葉。

 

なにげなく置いてある、コンビニレジ横の募金箱。

募金箱のタイトルは、状況に合わせて変わっていく。

 

支払いは基本的にキャッシュレスなので、現金は使わない。

だから、持っている小銭を全部入れるようにしている。

 

初詣でも、えべっさんでもないけど。

募金箱に向かって

これからは「福」が続きますように。。。

 

と、毎回願ってみる。

2020 / 07 / 01
00:00

呑気に思い出す

 社長です。

 

パタリパタリと編み機の電源が落ちる。

 

半年前までは、ほぼ年中100%稼働いて、

それが、当たり前で。。。

どこで編み機のメンテナンスをするかが悩みの種。

 

だった。  コロナ前は。

 

18年前の光景が蘇る。

当時、選択肢が倒産しかなかった。

もう、次の月のカレンダーをめくる事は無かったはず。

 

なのに、何を思ってか。。続けようと決めた。

そこから、銀行が、仲間が、得意先が、仕入先が

選択肢を増やしていってくれた。

 

沢山の人や編み機と別れて、再スタートした。

 

そこから、2-3年は、ここ最近のような稼働状況だった。

もちろん、大赤字連発で。

 

でも、続けようと決めた時に、強くなれた気がした。

 

そう。

 

今も変わらず続けようと思っている。

ヨボヨボのジジイになっても、

口うるさくあーだこーだ言ってやる。

 

多分18年前は、倒産という唯一の選択肢を

人生の「死」みたいに思っていた。

 

けど、全然違う。

 

選択肢なんて、本気で人を頼ったり、本気で考えたりすると

少なくとも2つ3つは増やせると思っている。

 

増えた選択肢は、必ずしも正解ではない。

本気でやりたいと思える選択肢が正解。

 

 

パタリパタリと編み機の電源が落ちる。

 

だけれども、一生懸命企画して、

どんどん編み機の電源を立ち上げる。

2020 / 06 / 28
00:00

用語

用語

 社長です。

 

繊維業界に入って20年以上。

その前は、モーターメーカーにいました。

 

業界や、職種、会社によって

ちょっと変わった「用語」があります。

 

なので、以前の会社からToa-Knitに入って

聞きなれない言葉に戸惑った。。

 

例えば、「ズバリ」

 

意味は分かるけど、実際に使う言葉なんだって。

ちびまる子ちゃんぐらいでしか聞いたことないし。

 

初めて「ズバリの柄でお願いします」って言われた時

クスッとした。  丸尾君かい!って

ところが、今では普通に、逆に自ら率先して使う言葉に。

 

でも、不思議と仕事モードから外れると、

日常的には「ズバリ」なんて使わない。

 

例えば家で、息子にお使いを頼む時に

「これズバリのソース買ってきて!」とは、言わない。

 

うーん。確かに絶対言わない。

「これと同じソース買ってきて!」かな。

 

お店でも、お酒のお代わり頼む時に、

「これズバリで」とは、・・・絶対言わない。

「同じものを、お代わりで」って言うでしょ。

 

確かに、相手や環境で言葉を無意識に選択している。

 

車を洗った後、「車の耐光堅牢度って最高やな」

って思ってみたりして。

 

天丼のエビ見て「このエビ縮率悪いなー」

って言ってみたりして。

 

まあまあ、いろいろな専門用語があってこそ

仕事がスムーズに進むんでしょうね。

 

写真は、新作の「Mass」

Cotton  100%

大きな塊に小さな破片が合流するさま。

いづれは、もっと大きな集合体となるはず。

ただ、いつまでも破片のまま漂うものもある。

2020 / 06 / 27
00:00

コロナとは

コロナとは

 社長です。

 

感染も収束なのか拡大なのか不安定。

ただ、日常は以前と少し違う日常として定着した。

 

マスクが。トイレットペーパーが買い占められ

あと、ホットケーキの粉やアオサ、鯖缶

よく分からないものまで品薄となっていた。

 

将来、薬ができて、世界中で治療可能な病なった後、

必要な検証がされるのかどうか。

 

ところで、もしかすると、地球にとって人間って

一種のウイルスみたいなものかもって。。。思う。

 

この星の寿命を短くしている原因が人間なら

そうなんだろう。

 

なら、人間が世界中に点在しているということは

地球にとって、産業革命以降ぐらいから

人間社会が変異してパンデミックが起こり、今も継続中。

みたいな。   あくまで、みたいな。感じ。

 

そのパンデミックを収束できるのも人間だろう。

 

なんか、複雑。

 

写真は、新作の「昼と夜の石畳」

Cotton 100%

バックの色が変わるだけで、同じ色でも温度差が生まれる。

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