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なくならないもの
社長です。
昨日、吉田整理の火災お見舞いに新潟に行ってきました。
見附駅まで吉田社長がお迎えに来てくれて、早速会社へ。
火災の被害が無かった第二工場で使える設備で、操業されていました。
多分ここだけ見れば、数年前訪問した吉田整理と何も変わってないのだろう。
スタッフの方も何人かおられて、作業しておられました。
焼けた方行ってみる?ということで焼けた第一工場に案内して頂きました。
あの火事から3週間なのですが、まだ現場は解体工事が始まったところ。
設備は塗装も剥げて、水が掛ったからか錆が出ていました。
でも、まだ新しい錆なので指で擦るとサラサラって落ちていく。
燃えた工場は全体的に、炭の黒と錆のオレンジ、上を見れば空が見えて。。。
大変だったんだろうな、どうしようもなかったんだろうなという思いが巡りました。
被害のなかった第二工場へ戻り、現状の工程を見せてもらいました。
火災前とは当然内容は変わっているけど、稼働可能な設備を使って加工が再開している。
開反機燃えてしまったから、ということで、スタッフの方が手で開反していた。
洗いは今はできないから、外注さんにお願いして、その後の乾燥や検反は自社でやっていた。
一瞬何も言えなかった。でも、当然のように作業が続いている。
一言でいえば、タフネス。
愚痴や不安、弱音、吐きたい言葉は山ほどあるだろうけど、
その前に、もう次の加工の芽が出ていた。
不謹慎かもしれないけど、もののけ姫のラストを思い出した。
応援するつもりで行ったのに。なんか逆だなと思った。
どれだけ時間がかかるのか、どこまで再建できるのか分かりませんが、大丈夫しょ。
吉田社長の息子の通称「アブ君」も逞しく反物運んだりしてたし。
吉田整理が完全復活した時に、Toa-Knitも元気じゃなきゃダメだから。頑張ろう!
前も書いたけど、頑張る人を応援するからには、その人たち以上に頑張らなければいけない。
確かに、それホンマにそうだと思う。
写真は、左からアブ君、吉田社長、私。元気っしょ。