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2010 / 04 / 03
00:00

シンプルさ

社長です。

先日、お客様に展示会前の商品をたくさん見せて

頂きました。どれもシャープ感のある素材を使い

かっこいい製品でした。また、上下の服の組み合

わせでガラっとイメージが変わることを教えてもらい

またひとつ、生地づくりのアイデアを頂きました。

そんなこんなで。

今日は朝から’11S/Stoa-knti コレクションの

追加を作ろうと思っていましたが、あれこれ複雑な

糸使いだったり、複雑な編み組織を組み込んでいくと、

どんどんイメージから離れてしまい、ちょっと休憩。

もっともっとシンプルにと考えるのですが、茶目っ気

でしょうか?ついつい具だくさんになってしまいます。

今まで、好評を頂いた生地は殆どはシンプルなもの。

それが時間とお客さまからの要望とともに、複雑に

進化していきます。

ですから、最初はシンプルに考えないといけないの

でしょう。

一度今日のモクロミはリセットして、機械の電源を

切りました。

もう一度、どこからスタートするかのスタート地点

を探そうと思います。

地味な作業が続きそうです。

2010 / 04 / 02
00:00

新年度

社長です。

新年度が始まりました。

昨年度も色んな事がありました。

多くの人との出会いや別れがありました。

また、景気のいい話や悪い話がありました。

そして、また多くのことを勉強しました。

そこで、今年度の個人の目標です。

多くの人と出会い、景気のいい話や愚痴を話し

多くのことを勉強しようと思います。

何も変わってない訳ではなく、エネルギーやIT

のようにスピードは速くないですが、進歩して

いこうと思います。

2010 / 03 / 30
00:00

丸編み

丸編み

社長です。

今日は体調がよくありません。

たまにはこんなこともあります。

ところで、丸編みの編み方というのは、

必ず一本の糸が、横方向に端から端まで

通らないといけません。これは、丸編みの

決まりです。

もちろん、編む時の話であって、バックカット

などの加工をすることにより、端から端まで

一本の糸が通っていないことはあります。

バックカットせず、横編みのインターシャのような

表現ができればいいなと、いつも思います。

もともとは、生産の効率を重視する方向に進化し

ていった丸編みの編み手法が、様々に多様化して

高効率から、ファッション性を追求したものまで

広がっています。

ここまで、編機の種類が増えたのも、一つ一つ

のお客様からの要望があったからでしょう。

現在では、様々な業種で「お客様一人一人の要望に

合ったプランを云々・・」というセールストークを耳に

しますが、それは、あくまで標準化された多くのプラン

の組み合わせによって、一見万人の要望に合わせ

ることが、(ほぼ)できるわけです。

私たちのものづくりも、それぞれのお客様の要望に

合うようにと考えてますが、ちょっとした制約や決まり

事で、お客様の要望に100%合わせるということが

非常に難しいことだと思います。

私が以前に勤めていた会社でも、当時の上長が

「当たり前なことを当たり前にする難しさを勉強しなさい」

と言ってました。まだまだ修行が足りません。

2010 / 03 / 26
00:00

高楊枝

社長です。

本日付のニュースで海外にある日本の百貨店の撤退が

報じられていました。

最近よく百貨店の閉店について報じられます。

結局、売り場が少なくなる訳ですから、販売量、発注量が

減り、同じことがサプライヤーに対しても起こります。

最終的に高コストになってくるので、生産コストの安い

製造方法を模索します。

コストを合わせるだけのために低コストを追求することで

求められる低価格のものを提供したところで。。。

と、思ってしまいます。

かといって、武士は食わねど高楊枝とまでは言って

られません。

世界的に見れば、価値は様々です。

幸い今はインターネットや国際貨物の発達により、遠い

国もそれ程遠くなくなりました。

作り出す製品の価値は、まだまだ未知数です。

意思と可能性があるならば、可能なことも未知数です。

世間の大きな変化に気を取られて、実はその世間より

もっと大きな動きがあることに気が付かないまま、様々な

可能性を見失わないように心がけたいものです。

2010 / 03 / 16
00:00

社長です。

編み工場の現場にいると、いろいろな音が聞こえます。

擬音語では書けないような、複雑な音です。

でも、ずっと現場にいると、何かのアラームでどの機械

が停止したのかとか、機械が冷えている状態だったり

様々なことが音で分かるようになります。

メロディーにもならない無機質な音ですが、私たちに

とってみれば、快調に稼働しているかどうか?を判断

するための重要な判断材料となります。

もし、私に絶対音感があれば、あっ、シ♭だから油切れだ

とか、ドとド♯だから快調だとか表現できるのにと思ったり

します。

生地づくりには、味覚以外の感覚を使っている訳です。

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