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2010 / 03 / 30
00:00
丸編み
社長です。
今日は体調がよくありません。
たまにはこんなこともあります。
ところで、丸編みの編み方というのは、
必ず一本の糸が、横方向に端から端まで
通らないといけません。これは、丸編みの
決まりです。
もちろん、編む時の話であって、バックカット
などの加工をすることにより、端から端まで
一本の糸が通っていないことはあります。
バックカットせず、横編みのインターシャのような
表現ができればいいなと、いつも思います。
もともとは、生産の効率を重視する方向に進化し
ていった丸編みの編み手法が、様々に多様化して
高効率から、ファッション性を追求したものまで
広がっています。
ここまで、編機の種類が増えたのも、一つ一つ
のお客様からの要望があったからでしょう。
現在では、様々な業種で「お客様一人一人の要望に
合ったプランを云々・・」というセールストークを耳に
しますが、それは、あくまで標準化された多くのプラン
の組み合わせによって、一見万人の要望に合わせ
ることが、(ほぼ)できるわけです。
私たちのものづくりも、それぞれのお客様の要望に
合うようにと考えてますが、ちょっとした制約や決まり
事で、お客様の要望に100%合わせるということが
非常に難しいことだと思います。
私が以前に勤めていた会社でも、当時の上長が
「当たり前なことを当たり前にする難しさを勉強しなさい」
と言ってました。まだまだ修行が足りません。