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口に出すとアカン
社長です。
つい先日、ブログで仕事モード全開で
体調もおかしな位それについてくる状況を
書きましたが、昨日急に頭痛や吐き気が
出てきてしまい、くじけました。
家に帰り食事を頂き、風邪薬を飲みぐっすり
休みましたので、今日は普通。
どうも私の場合口に出すと、自分の意志とは
関係ない部分から、逆に動いてしまうことが
よくあります。
例えば、ずいぶん前から休みの日に旅行に行こう
と計画すると、必ず、旅行なんて行ってる場合じゃ
ないくらい、急ぎの見本が立て込んでしまって往生
したりなんてことは、よくあります。
計画は大事だけど、あまりキチキチにしてしまったり
その時の状況をはっきりと断言してしまうと、しんどいな
と改めて思いました。
ほどほどに語ることが肝要ですね。
温故知新
社長です。
新しいものを作るのに、必死のパッチで
デザインシステムと向き合っていると、
服になるための生地から大きく逸れてしまって
額縁に飾るようなものを作ろうとしてしまっている
ことが、度々あります。
店頭や雑誌、webなどで服を見ていると、その
素材はいたってシンプル。
手は込んでいてもシンプルに表現できないと
難しい素材になるだけだと思っています。
Toa-Knitの生地の場合、シンプル過ぎても
つまらないし、手が込み過ぎていても「へぇ~」
で終わることが多いので、微妙なバランスが
必要です。
今まで手が込み過ぎていて失敗した例としては、
12色以上の色を使ってジャガードを表現しました。
異素材を6種類組み合わせて生地を作りました。
こうした作り方をしたものは、結局あまり売れません
でした。
理由は、色数が多すぎると、実際に素材を使う人
たちが、色の組み合わせができなくなってしまう事
やコストが高くなりすぎて、結局本生産になったとしても
お弁当のちょっとした豪華なおかずにしかならない
からです。
ご飯やたまご焼きやかまぼこは無理としても、手羽先
だったり、シャケだったり、そのお弁当の魅力となる
ようなポジションのものでないといけないのだと思います。
もちろん、ご飯やたまご焼きやかまぼこは、大好きですが。
過去に大ヒットした商品を並べてみると、後付けですが
売れた理由が存在していました。その時代に合った理由とも
考えられます。では、現在では?と置き換えて、昔売れた
ものから、素材を現在のものに置き換えて、作ってみると
驚くことに、編み下げを見ただけで、まったくつまらないもの
ができてしまいます。で、そこで製作をやめてしまいます。
でもこれは、どうなんだろう。
自分が見てつまらないと思ってしまうと、生地を見てもらう
人も、おそらくつまらないと思うはずです。では、その良さ
を冷静に引っ張り出して自分に説明をして見ることで、
自分も面白いと思うかもしれません。
過去にやったから、ここをこう変更するとたぶんこうなる。
ということで、結果が見えてしまって、つまらなく思う習性に
なっているのだと気が付きました。
全く新しいものと、過去の手法だけど新しいこと両建てで
アンテナを張っていかねばと思いました。
体調
社長です。
秋冬のサンプルづくりに追われる毎日
春夏の本生産中、見本を差し込み差し込み
製作しています。
原材料の高騰と品薄状態から気を使って
早め早めに取り組むようにしています。
そんな中、最近は異常なくらい楽しくて
仕方がありません。
日中は通常業務で現場や事務所で
あれこれやってますが、夕方の6時ごろから
新しいコレクションの製作を毎日やってます。
朝は6時ごろ出社して晩は10時ごろ退社する
生活が続いていますが、全く体が疲れません。
今までだと、現場に日中入っていたり、パソコン
相手にプログラム作りに集中していると夕方には
疲れてきてしまうのですが。。。
最近は家に帰るのもちょっと惜しいと思うことが
あります。どうなってんだろ。
古い意匠糸を引っ張り出してきたり、紡績さんから
新しいタイプの糸を買ったりしているので、当分
こういう状態が続くのかなとも思い、
また、こういう状態がストップしてしまう事が逆に
怖くなってきたりします。
殊勝に考えると、こういう状態がサンタさんからの
プレゼントなのかな?とも思います。
追悼
先日取引先の会長が亡くなられ
昨日、葬儀に参列してきました。
会長とは面識もあり、訪問した際には
よく出てこられ話をさせてもらいました。
いろいろと質問をされ、答えるたびに
「うんうん」とよく聞いてくださいました。
今思うと、もっと私からも質問をして
いろいろなお話をお聞きできれば良かったと
後悔しています。
心からご冥福をお祈りいたします 合掌
冬に囲まれる
社長です。
どんどん寒くなります。
仕事上毎日の気温や天候には敏感です。
でも、結構その場限り。先週の天候や気温は
まったく頭に残っていません。
ただ、暖房を入れる頻度、お風呂につかった時の
ブルっと感。ウールを温かいと思う感覚。
じわじわと冬に囲まれています。
冬には雪。
ここ大阪ではあまり積りませんが、珍しく積もると
真っ黒なアスファルトが、ほんのわずかな時間だけ
真っ白になります。
黒も赤も黄色も緑も、普通だったらクレヨンで色を
書かれるはずの白が、他の色を覆ってしまう一瞬は
きれいだと思います。
雪国の人から見れば、何を呑気なことを・・・と思われる
でしょうが、すいません。こちらでは雪は珍しいので。
ジャガードの生地の配色を考えていると、いろいろ
編んでみたい組み合わせがあります。
ただ、実際に思った色を糸立て場所につなぐまでは
かなりの時間がかかります。
いつも、そう思うならとっかえひっかえ片っ端から
試してみればいいのにと自分で思います。
なのに、あまりそういうことはしません。
一度色を決めれば、変更したとしても1色のみ。
たぶん、ものぐさなんでしょう。
製作した生地が仕上がってきて、ゲンナリした時
雪が降ってくれればいいのに、なんて思ったりする
ことにしよう。