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2020 / 12 / 19
16:22
非常に難しいと思いました。
社長です。
Toa-Knitで使用する糸は、綿とウールがほとんど。
でも、お客様からのリクエストで時々合繊や混紡糸を使用します。
先日、あるお客様から混紡糸でのモノづくりの依頼がありました。
どこかで聞いたことのあるような混率。
まあまあ一般的なやつやん。と思い、軽く承諾。
翌日、紡績さん、糸商さん、お客様といろんな人に聞いてみるも、無い。
それどころか、どこそこの紡績が事業縮小したからもう無いとか
あそこの糸商さんは、原料から撤退したよとか、
昔懇意にしていた人に聞こうとしても退職してしまっていたり。
・・・昔、素材を探すのってもっと楽だった。候補が複数あって
納期や、単価や豊富なバリエーションから、セレクトする系だったのに。
無い。一から依頼して作ってもらうにも、納期が無い。
とにかく、実際にあるもので、探しているものに近いものを見つけ
ようやくホッとした。
よく人にToa-Knitの生地作りは、定番的なものでなく、1からお客様と一緒に
作り上げていくような、作り方なんすヨ。 なんて言ってたりしたけど。
丸1日かけて、定番のものを探していた。 この矛盾。
もし、自分が言っていたことを突き詰めて実践するとしたら、
糸も一から紡績さんにお願いして紡いでもらわないとダメなんだ。
全部が全部そうする必要はないかも知れないけど、こうも素材が
手に入りにくくなってしまった現実。
逆に、糸もToa-Knit用を考えないといけない時代が来るのかも。
それはそれで、めちゃくちゃ楽しそう!!
気が付けば、モノが溢れているようだけど、
欲しいモノ、必要なモノは案外少ないのかもしれない。
なので仕方なく、欲しいものに近くて定番的なモノを買う。
結局、似たようなもので溢れる。
飛び抜けないと無限ループしてしまう。