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2013 / 02 / 07
00:00
ごめん
社長です。
Toa-Knitではここ数年、ジャガード生地の生産が
メインです。お客様から見ても、ジャガード専門という
イメージが強いと思います。
ところが、実は設置されている編み機の中で一番
多いのは、縦糸挿入機。この編み機も変っていて
レアな編み機でした。
ここ数年で、この縦糸挿入機のジャガード機能を搭載
した、最新型の編み機が海外へ設置されるようになり
ました。
Toa-Knitで10年前、3000反程年間生産した縦糸も
徐々に減り5年前には、800反程度、ここ1~2年は
年間100反程度と激減しました。
編み機の柄ぐみは、人の手でドライバーやら六角を
使って2~3日かけて柄を組んでいきます。
それに比べ、縦糸の企画と出来上がる生地は、かなり
シンプルなものです。
そうしたことから、徐々に企画も進まなくなり、現在では
ただ、そこに編み機が座っているだけという状況になりました。
何年もただ鎮座し続ける編み機。
縦糸の編み機で柄組をしたりしている時はコンチクショー
なんて思いながらやっていましたが、それは昔のこと。
数台あるうちの1台だけ残して、処分しようと思います。
手間がかかった編み機だけに、申し訳ないという気持ち
が、駆け巡ります。
残りわずかな時間ですが、何か語りかけてほしいと思います。
語りかけないといけないのは、自分か・・・ごめん。