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2010 / 07 / 18
00:00
うつりかわり
社長です。
7/16~17の2日間で東亜ニットにある編み機
を12台処分しました。
処分した編み機の殆どは、30~40年前の編み機で
業界用語でいう「ゲンコツのメリヤス機」です。
東亜ニットでは、このゲンコツの機械を使っていたのは、
5年ほど前まででした。
価格が合わないとか、破たんなどにより得意先が減ったり
専門の職人さんの高齢化などの諸問題で、稼働を停止
しました。
現在の日本の状況がそのまま表れているような気がします。
デフレ。不景気。生産の空洞化。高齢化。
ただし、それはあくまでも一側面です。
東亜ニットにしても、撤退する部分があれば、侵攻する部分
があります。
私たちの先祖や先輩が長年続けてきた、メリヤス肌着の
編み立てからは、撤退しました。そして、諸先輩が種を蒔いて
くれた、電子柄編機を駆使した、両面選針技術等に集中して
攻めていくことになりました。
多くの先輩と編み機に感謝します。