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2012 / 10 / 06
00:00

知と手

社長です。

 

今週ほぼ1週間Toa-Knitの1台の編み機が

オーバーホール調整に入りました。

 

部品点数はざっと、18000パーツ程度・・・

分解、洗浄、組み付け、調整。

 

普段だとToa-Knitスタッフだけで約1週間かかります。

ただ、今回は頼もしいメーカーの技術者も来てくれて

3,5日で完了しました。

 

精密かつ複雑な設備なので組み付けや、調整では

気を使うことが多いのですが、今までToa-Knitでやっていた

やりかたと同じ手法の作業と、それとは全く違う手法の

作業のコラボでした。

 

知らないことは聞いて知る。

しかし、いくらマニュアル化しても、分かったつもりでも

何度も何度も自分なりの失敗をしないと技術は身に

付かないもの。

 

聞いて分かったつもり。一度やって出来たつもり。

これが一番怖いです。知っていることと、作業すること

は全く別物なので、「知りたがり」より「やりたがり」の

方が「伸びしろ」が大きく、早めにしなければいけない

失敗ができると思います。

 

機械をさわるということは、一つの手法だけでは対応

できません。いろいろな人のやり方、いろいろな状況

それに応じて対応する技術の引き出しは、たくさん持って

いて初めて、様々な状況で対応できるわけです。

 

師匠の言葉を思い出します。

必死のパッチで、コンチキショーってやらんとできん。

できんけど、元々は人が作ったものやから、絶対

できんわけあらへんで。

できるまで、寝るな。

 

うーん。まだまだ修行が足りません。。。。

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