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2012 / 10 / 16
00:00
技能
社長です。
昨日も書きましたが、生地の補修や細かな
手作業に助けられることが多いToa-Knitの生地。
様々な外注加工場さんや、Toa-Knitのスタッフに
助けてもらいつつもこなしていくのですが、
最近ふと思うことがあります。
手作業の外注加工場さんの数が、減っていて
尚且つ、会社があったとしても、仕事を引き受け
て下さる会社が減ったと思うのです。
なぜ、仕事を引き受けてもらえないか。。。
手作業で手間がかかるからです。
では、お金で解決できないか。
必然的にそうなりますが、今度は納期との戦い。
けど、納期もただただ、短納期をお願いすること
しかできません。
安定した製品作りを考えた場合、方法は2つあります。
一つは、そうした手作業部門を自社で構えて、「しくみ」
を作ること。
もう一つは、そうした外注加工場さんへ継続的に
依頼を出し続けること。
いづれにせよ、自社企画の方向性を見失わないように
路線は変えても、ものの流れる「しくみ」を利用し続ける
ことが必要だと痛感しました。
メーカーとして存在する為には、流行は取り入れること
があるとしても、それを後追いして、右往左往しないように
気をつけねばなりません。
それが、技能を生かし、継承するということだと思います。